京王プラザホテル

1971年に開業した京王プラザホテルは、淀橋浄水場跡に建てられた日本初の超高層ホテルである。また、霞が関ビルに次いで日本で二番目の超高層ビルだ。
今では何本あるのかはさっぱり分からんが、新宿の超高層ビル群の先駆となった。

1960年代後半、新宿駅西口から新宿中央公園へ行く途中にある淀橋浄水場は再開発のため取り壊され、新宿副都心構想のスタートを切った。
見る見る取り壊されていく浄水場。そして、替わりに姿を現した鉄筋の骨組み。それは次第に高くなり、ついには霞が関ビルを抜き日本一の高さとなった。
その高さ178メートルは、1974年に新宿住友ビルに抜かれた。
ホントに新宿にはいったい何本の超高層ビルがあるのだろう。

私は昔、都会に住んでいた。今は田舎暮らしである。
都会には何の魅力も感じないが、東京スカイツリーには一度上ってみたい気もする。
あともう一つ、もし昔のままだったらホテルの地下一階にあったかと思うが、メインバーに一杯やりに行きたいものだ。
昔のように静かなゆったりした空間に身をゆだね、そして、マイヤーズラムのロックがいい......。
今もそこにあるのだろうか?

ところで、京王プラザホテルで思い出すのは俳優沖雅也。1983年、最上階の47階から飛び降り自殺をした。 大変な人気があったように、私も彼の他の俳優にはない独特な雰囲気が多いに好きだった。
何よりその風貌が私によく似ているのだ。これは私の思い込みではなく、他の人が言うのだから間違いはないだろう。
だから、猶のこと驚きとショックが大きかった。

様々な舞台となってきた京王プラザホテル。多くの超高層ビルが林立する今でもその存在感は揺るぎそうにない。
この写真は確か69年に撮ったと記憶しているが、消え行く淀橋浄水場の煉瓦の壁と生まれつつある京王プラザホテルを写した思い出の一枚である。